れいわ新選組の新体制に期待
B すでにご紹介したように、本コラムの内容が『山本太郎が日本を救う』(サイバーリテラシー研究所)として新春早々に刊行されることになりました。「ネクパブオーサーズプレス」というサービスを使って自主制作したサイバー燈台叢書第2弾で、新年1月9日からアマゾンで購入できます。
山本太郎がれいわ新選組を立ち上げた直後からコラムを始めていますが、安倍元首相襲撃事件をきっかけに迷走&暴走を始めた岸田政権の同時進行ドキュメントにもなっています。全記事が一覧できる紙のメディアの長所を実感していただければと思います。
A こうして本になると、山本太郎の主張もよくわかるし、今の政治に対する我々の怒りに共感してくれる人も増えるのではないでしょうか。ほとんどおんぶにだっこ状態だったけれど(^o^)、ともに本書刊行を喜びたいですね。
ところでこの間、れいわ新選組は12月に初の代表選挙を行い、山本太郎が代表に再選されました。山本太郎は共同代表に櫛渕万里、大石あき子を選び、これで2023年新年から今後3年間の態勢が固まりました。作家の古谷経衡が保守の立場から代表選に立候補するなどの動きもありましたが、「前職、元職、現職で構成される政党政治こそ若者の政治離れを起こしている」という氏の主張は眼からウロコでした。大石あき子も彼に熱烈なラブコールを送り、れいわシンパの受け止め方も概ね好意的です。水道橋博士が辛い闘病の日々を送っているのはいたましいけれど‣‣‣。
B 今度の代表選挙を他党と比べると、開かれた党であるとの印象が強烈ですね。共同代表に女性2人が選ばれたことも画期的です。他党ではありえないことですね。女性の支援者が増えてくれることを祈りたいです。山本太郎は共同代表2人に「支持者とのパイプを太くするために力を尽くしてもらいたい」と要請、選ばれた2人は山本太郎の3年間の活動に敬意を払いつつ、「山本太郎を野に放つ」、「出る杭を3本に増やす」と、「新しいれいわ」づくりへの決意を表明していました。れいわ新選組が日本の政治を変えてくれるという期待も高まります。
A 少なくとも山本代表の負担の軽減は間違いないでしょう。結党以来、すべて自分で構想し、行動し、決定してきたわけですから、その負荷が軽減されるのは、れいわにとって大きなプラスだと思います。大石・政策審議会長、多賀谷・国対委員長、櫛渕・政策審議会長代理(副幹事長)という態勢には変化がないようですが、活動量をもっと増やして、山本代表のサポートをお願いしたいですね。もちろん独自の活動、行動もどんどんやってほしい(^o^)。
腐れ立民、第二自民維新、コバンザメ国民と大政翼賛会化した国会で、れいわ、共産、社民が一致結束して年明け国会で気を吐いてほしいと切望します。令和維新を起こさねば、この国は衰退の一途しかないのでは?
B この間の岸田首相の動きはひどいですね。支持率低下で政権基盤はガタガタ、いつ倒れるかわからない状態になっているのに、平和憲法の趣旨を踏みにじる敵基地攻撃能力の保持を閣議決定したり、国防費増のために増税を提案したり、原発稼働を推進したりと、安倍政権譲りの国民や国会の存在を無視するような暴挙を続けています。まことに恐るべき政権に変質しているわけだけれど、これらの日本の将来に大きな影響を与えるような事柄が「よくもまあヌケヌケと」、「ヘッポコ内閣の下で行われている」(斎藤美奈子の言)ことこそが、現代政治の底が抜けた状況を反映していますね。野党、とくに第一党の立憲民主党がまったくの歯止めにならないという絶望的な状況ですが、だからこそ、山本太郎とれいわへの期待が高まります。
A 憤懣やるかたない! 岸田は一体誰に踊らされているのか! 各紙大きく取り上げていましたが、憲法無視、国会無視、国民無視の安保法制の歴史的転換であり、断じて許すことはできないですね。昔来た道に戻るのか!
昨日、健さんの映画「動乱」を久しぶりに観ましたが、決起した青年将校達の姿を観て、この百分の一でもいい、国民を救うという情熱と行動力が今の政治家にあればと思いました。
B れいわは4月の統一地方選に100人近い候補者を立てる用意ができたといいます。国民よ、怒れ。そして山本太郎を理解し、れいわ新選組を支持してほしいですね。
A れいわオーナーズへの直筆の手紙にあった「国会が大政翼賛状態にならぬよう歯止めになる。れいわが炭鉱のカナリアとして最大限の抵抗を行います」という決意に打たれました。山本太郎のリーダーシップにいよいよ大きな期待がかかります。

参議院議員の水道橋博士が休職することになりました。命より大切な仕事なんてありませんからね。心と体を壊してまで成し遂げることなんてこの世の中に存在しないと私たちは考えています。(記者会見)
山本太郎は16歳のメロリンキューよりも常識がありません。おそらく山本太郎は16歳のメロリンキューよりもさらに空気を読んでいません。
母子家庭だったんですね。姉が2人。長男です。母はすごく正義感の強い人間で、昔から寄付をするという習慣があったんですね。たとえばお年玉をもらいました。その数%は徴収されて、寄付をするというようなことがあったんですよ。それが「国境なき医師団」だったり「ユニセフ」だったり、「グリーンピース」のような環境保護団体だったり、ということで原発ということの危険性をまったく知らなかったというより、ちょっとはわかっていた。(活動を始めてから) 忙しさは10倍、収入は10分の1以下です。ときどき売名行為ではないかと言われますが、こんな売名行為、だれもしないですよ(笑)。僕の行動のブレーキになるとしたらやっぱり母だと思うんですよね。若い時に迷惑かけたから老後は幸せにしてやりたいという気持ちはあります。やはり経済的なことって大事じゃないですか。母に言われたのは「自分の信念に従っていけ」と。母であり、親友であり、戦友であり、一番付き合いの長い女でもありますよ(笑)。
れいわの経済政策はMMTではありません。私たちの財政政策の元は何かというと、財務省です。これまで財務省が言ってきたこと、やってきたことを勘案したうえで今のルールでできる最大限、これが私たちの政策のもとになっているということです。自国通貨建て国債を発行している国は破綻することがないという当たり前の話なんです。
憲法改正は立法府が取り組むべき優先順位としてはかなり低いものであることをしっかり政治家が認識しなければなりません。2022年参議院選挙後の7月の共同通信世論調査では、選挙で投票する際もっとも重視した政策で見てみると、
ピンチはこの国に山ほどあると思うが、一方でチャンスをつかめていない。とくに原発事故に関してはチャンスに出来てない。溶け落ちた核燃料、どこにあるかもわからないと、これでは廃炉など夢のまた夢なんです。だからこそ世界最悪の事故を教訓として日本が廃炉ロボットの再生産技術を生み出せば世界に貢献できるのではないか。これがまさにピンチをチャンスに変えることではないですか。
総理になるって、いつなるんだよ、っていうお話ですね。ありがとうございます。今れいわ新選組の国会での議席は8です。国会全体では700議席ちょっとぐらいですね。700分の8議席で総理になるって、「大丈夫ですか、山本さん」って思われる方もいらっしゃるかもしれないけれど、政治の世界に足を踏み入れて、総理になる気持ちがないなんて、私には意味がわからないです。みなさんどう思われます? 700分の1になりたくて議会に行くんですか。自分が考えるビジョンってものを確実なものにしたい、そのためには総理になるしかないと思って政治活動をされてる方が非常に多いと思うんですね。
政治に対して激しい怒りをぶつけたり、話しているうちに自ら激高して涙を流したり‣‣‣ 街頭演説には山本太郎の裸の姿が映っています。しかも、誰の意見でも聞く。時間を5分に制限しながらも聴衆の質問を受け付け、それに真剣に答えようとしています。もちろん反対意見にも耳を傾けるし、どこかに共通点を求めようと対話の努力をしています。こんな誠実な政治家は当今、ちょっといないんじゃないでしょうか。
この6年間、国会の最前列でみた景色は何だったか。金のためだったら人の命は後回しってことです。人々の生活を削り、人々の生活を破壊してでも大企業などを儲けさせるっていうようなことを徹底してきた6年間ですよ。でもこれは第二次安倍政権から始まったことじゃない、痛みを伴う改革、よく聞く言葉でしたよね。小泉、竹中時代から言われてきたことですよ。みなさんにお聞きしたい、痛みを伴う改革の後には、痛みしか残ってない、って話なんですよ。
間違った経済政策の連続によって傷ついたのはあなたの生活であり、あなたの人生じゃないですか。働いても働いても豊かになれない、当たり前ですよ。そんなふうに制度設計されてるんですよ。物価は消費税によって強制的に上げられる。賃金は上がっていかない。実質賃金は下がる。景気をよくするために何をすればいいですか。消費がもっと喚起されなければいけませんよ。GDPの6割が個人消費なんですよね。2014年に消費税が5%から8%に引き上げられたことによって、2014年に落ち込んだ消費が8兆円、リーマンショックのときの個人消費の落ち込み6.3兆円、リーマンショックを上回っとるやんけ!おかしいでしょ、こんなの。
A れいわ新選についてウエブでは以下のように説明しています。<れいわ新選組は、2019年4月に山本太郎参議院議員(当時)が立ち上げ、同年7月の参議院選挙ではALS難病患者の舩後靖彦、重度障がい者の木村英子が当選。2021年10月の衆議院選挙では、山本太郎、たがや亮、大石あきこが当選。2022年4月、山本太郎が参議院選挙に出馬するため衆議院議員を辞職、くしぶち万里が繰り上げ当選。2022年7月の参議院選挙では、山本太郎、天畠大輔、水道橋博士が当選。8人の国会議員が所属する国政政党です。大企業・労働組合、宗教団体などの組織に頼らず、一人ひとりの市民のボランティアと、ご寄附に支えられた、まったく新しい草の根政党です>。