新サイバー閑話(68)<折々メール閑話>⑱

山本太郎発言集Ⅳ

政治家が総理をめざすのは当然

 総理になるって、いつなるんだよ、っていうお話ですね。ありがとうございます。今れいわ新選組の国会での議席は8です。国会全体では700議席ちょっとぐらいですね。700分の8議席で総理になるって、「大丈夫ですか、山本さん」って思われる方もいらっしゃるかもしれないけれど、政治の世界に足を踏み入れて、総理になる気持ちがないなんて、私には意味がわからないです。みなさんどう思われます? 700分の1になりたくて議会に行くんですか。自分が考えるビジョンってものを確実なものにしたい、そのためには総理になるしかないと思って政治活動をされてる方が非常に多いと思うんですね。
 私の場合、何が何でも総理になるんだって気持ちで政治やってるわけじゃないんです。私が考えるような社会を作るためには、ほかの方でそれが実現できるなら、その人をお支えしたいんです。その方が話は早いかもしんない。でもどうやらそういう人はいなささそうなので、私がなりますねってことを言っているんです。
 700分の8でいつごろメドが立つんだってことに関しては、頭の体操として聞いてくださいね、すいません、例えば3年以内に衆議院選挙があります。れいわはそこで、どこまで票を伸ばせるかってのはけっこうカギになることです。でもれいわが伸びるだけではダメなんですよ。次の選挙までの間に野党側がかなり太い柱の経済政策を武器として、多くの方々に期待を持っていただけるような塊にならなきゃダメなんです。
 そんなこと言わんでお前らだけで頑張れっていう方もいらっしゃるんです。もちろんそういうやり方もあるだろうと思います。でもちょっと時間かかるな、そう思います。
 25年不況でそこにコロナがやってきて、手当ても中途半端。そこで物価上昇ということで苦しまれている方々が、いっぱいいらっしゃるんです。この状況をいつまでも耐えられると私、思わないんですよ。国の手当ても薄いから。だからこそ野党は徹底した経済政策で、日本の底上げをやっていく必要がある。日本はもう衰退国家なんですよ、経済政策誤り続けてきたんです。その結果、日本の中で物が売れない、当然産業も育成できない、だから企業は生産拠点を海外に移していくんですよ。そうならざるを得ないような経済運営が続いてきたってことですね。これを国内回帰させながら日本の底上げをやっていかなきゃいけないタイミングなのに、そういうこともやってない。
 振り出しに戻れば、経済政策の弱い野党の中で、超骨太の経済政策を打ち込んでいく、それが柱になって野党が闘いますって言ったときに初めて政権交代が見えるんですよ。
 自民公明の塊とそれ以外の野党という構図だけでは勝負にならない。小選挙区制では一騎打ちで勝負するしかない。ABの形にもっていかなくてはいけない、しかしただABの塊になっただけで勝てるわけないんですよ。ましにはなるけれど。大惨敗は防げるが、政権交代までは無理なんです。ABの堂々たる戦いに持ち込むためには、しっかり芯の通った、期待の持てる経済政策を掲げられるような野党にならなきゃいけないわけですよ。
 その作業を誰がするかって言ったら、他の政党にまかせられないんですよ。基本が緊縮財政だから。消費税上げない、て言って上げた人たちもいたでしょう? いまが通常時だと思ってもらっちゃ困るってことです。超緊急時なんですよ。この局面において私たちが野党と連携をしていくためには、私たちがそこに入っていくためには、やっぱり経済政策として太いものを求めていくってことですね。そういう立ち回りをしているときにはA対Bの戦いはあり得る。私たちれいわ新選組の議席も2桁台に乗ってきたときには、存在が無視できなくなるってことです。
 じゃ、だれを野党の塊のトップに持ってきますかって言ったら、もしですよ、時空のゆがみが起これば(^o^)、よし、あのお調子者を呼ぼうって話もありますね。最短は何だっ言われたら、それしかありません。それだけです。 1回の衆議院選挙だけではなかなか決まらない。その後の参議院選挙でも勝たなきゃいけない。まず衆議院でれいわが2桁台に乗っていく、8議席が20近くなるとか、20超えるような状態になってくると、当然私たちにも一部の主導権を握れる、影響を及ぼせる、れいわ抜きでは話ができないな、ってことになっていくってことですね。8ではやっぱり少ないということです。まったく無視はできないけれど、まあ影響ない程度ですね。これを次の選挙で広げられるかどうか、っていうことです。(記者会見)

B 山本太郎およびれいわの政策ビジョンははっきりしています。経済政策の基本は積極財政です。ただの数字合わせで野党陣営がまとまっただけでは「少しはましだが」、基本的には「駄目である」。だかられいわ新選組が中心になって野党陣営をまとめ、政権交代を実現したいと述べているわけです。その時は当然、山本総理誕生ということでしょう。

  6年前、東京で参議院に受からせてもらった、この一議席を守るのは非常に重要です、でも、それやって何になるんですか。いま自分の一議席守るために永田町の論理に飲み込まれるんですか。いまやることはそうじゃない、ほんとうに底上げする、みんなの力を借りて、ある所から取ろう、ないところから取るな、これが税金の基本でしょう、消費税なんてことはあり得ない、みんなの生活を底上げするなんでいくらでもできるんですよ。
 徹底的に、這いつくばってでもあなたのためにやります、って誓える集団をつくりたいんですよ、どうしてそこまでして闘うのかって、だって悔しすぎるから。あまりにもひどすぎるから、せっかく芸能界やめてこっち来たんだから、爪痕残してやりますよ、形にしてやりますよ。そのためにあなたの力必要なんですよ、貸してくれませんか、力。(2019街頭演説)

A 2022年参議院選挙に出るために、山本太郎が獲得したばかりの衆議院議員の椅子を次点だった櫛淵真理に譲ったことを取り上げたコラム2でも述べたけれど、山本太郎は「男の中の男」です。正に捨身。無私無欲。あるのはこの国を変えたい一念のみ。こんな政治家は他にいないでしょう。

B 中国の古諺には「蛟竜の淵に潜むは昇らんがためなり」というのもありますね。

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