掲示板を開設

やさしく、美しく、愉快に、まじめに 

 Onlineシニア塾は2020/5月に第1回ミーティングを始めて以来、9月末までに7回のミーティングを重ねてきました。登場したスピーカーは履歴で紹介しています。現在の参加者は約15人です。月に2回ほど夜8時から1時間半ぐらい、世界各地からZoomで顔をあわせてコミュニケーション を続けています。

 このたび参加者&スピーカーがミーティング以外にも自由に話し合えるための掲示板を開設しました。新参加者の自己紹介、ミーティングで言い足りなかったこと、改めての質問、日常雑感などを自由に書き込めるZoomサロンの補完機能です。

 

Onlineシニア塾報告

<Onlineシニア塾>については、<Onlineシニア塾への招待>をご覧ください。以下はその講座履歴です。

講座<若者に学ぶグローバル人生>

・第1回(2020.5.20) 
中国人留学生、ユー・プーホン(余浦弘)さん。(北京の中央財経大学卒業後、UCLA、シカゴ大、スタンフォード大に短期研修留学、2019年から東大経済学部修士課程に在学中)。

・第2回(2020.7.2) 
ベトナムのチャントゥチャンさん。(ハノイ貿易大学在学中の2011年、日本文科省の奨学金を得て来日。東京外大日本語教育センター終了後、2016年に京大経済学部を卒業後、アステラス製薬入社)。

・第3回(2020.7.17) 
ミャンマーのスータングレッさん。(ヤンゴン外国語大で仏語専攻。ミャンマーの日系企業でOLとして働いた後、2015年奨学金を獲得し来日。2018年法政大大学院でMBA取得。同大卒業後、2018年から商社日双勤務)。

・第4回(2020.7.24) 
スウェーデンで日本語を教える雪江しおりさん。(大妻女子大在学中、北京師範大で2年間中国語を学ぶ。上海の日本語スクールでスウェーデン技師と知り合い、結婚してスウェーデンへ。ストックホルム大学で専門職学士の学位を獲得。現在、スウェーデン語学校のキャリアカウンセラーとして勤務)。

・第5回(2020.8.19)
ネパールの青年実業家、パウデル・スンダ―さん。現地からの参加(ポカラ出身。祖父から「日本のラジオは世界一だ」と聞かされて育ち、ネパールの大学を卒業後、1999年に来日。武蔵工業大学で環境情報学を学び、卒業後、日本人と交流する場を作るためネパール・インド料理のレストランを開業した。その後、東洋大学大学院博士課程で木造建築を研究。ネパールで木造建築の普及を目指す会社を設立 )。

・第6回(2020.9.7)
ナイジェリアから留学中のチグメズ・イベグアムさん。2017年にあしなが育英会「アフリカ遺児高等教育支援100年構想」の奨学生として採用され、2018年春に来日。2年間、JASSO東京日本語教育センターおよび大阪YMCA日本語学校に通い、2020年4月より岡山大学グローバル・ディスカバリー・プログラムに進学中。
 参加者約15人。2年で修得したとは思えない流暢で〝訛り〟のない日本語に全員が驚く。いずれは故国に帰って児童教育に取り組みたいとのこと。あしなが育英会の沼志帆子さんから「アフリカ遺児高等教育委支援構想」についても話を聞く。

・第7回(2020.9.14)
ドイツ在住の映像ジャーナリスト、玉腰兼人さん。立命館大学国際関係学部在学中の2008年9月より交換留学生としてベルリン・フンボルト大学に1年間滞在、日本に帰国し大学を卒業後、再度渡独し「オペア・ホームステイプログラム」に参加、ハンブルグのドイツ人家庭で5人の子どもと1年間生活。2012年、ベルリンの映像制作会社に勤務、2019年にフリーの「VideoProducer/Coordinator」として活動。ドイツ・欧州各国において、主に日本のテレビ番組、各種プロモーション動画・写真の撮影、取材アレンジ・コーディネートなどを手がける。ドイツの難民支援組織にも所属している。
玉腰さんのウエブhttps://www.kentotamakoshi.com
 一人の青年がドイツという社会でたくましく育っている姿は感動的だった。日本の教育のお粗末さを改めて感じさせられもした。

・第8回(2020.10.13)
シェラレオネから留学中のイジキエル・ガイネシさん。2018年にあしなが育英会「アフリカ遺児高等教育支援100年構想」の奨学生として採用され、2019年春に来日。JASSO東京日本語教育センターに1年間通い、2020年4月より東京国際大学に進学中。デジタル・ビジネス&イノベーション専攻。
 フェイスブックを通じてあしなが育英会を知ったのが彼の人生の大きな転機になった。学校では英語を使ってきたが、来日にあたって日本語に挑戦、大学院にも進んで、将来は国の発展に尽くしたいという。「シェラレオネの福沢諭吉をめざせ」とのエールも飛んだ。

・第9回(2020.10.22)
中国留学生、ショウ・ヨウレイ(焦燁泠)さん。江蘇省・南京市出身。南京外国語学校で中高時代を過ごし、北京科技大学に進学、英語を専攻。大学2年次に、北京大学・国家発展研究院で、経済の第2学位を取得。交換留学で北欧エストニアのタルトゥ大学に進み、その後カリフォルニア大バークレー校のサマースクールを受講。2019年秋に来日し、東大経済学部大学院研究科コースで、農業経済学や、ジェンダー労働経済学を研究中。趣味は、JーPOP、K―POP、テコンドー、ピアノ演奏。
 中国の学生は勉学意欲がすごいらしい。それに比べると日本人学生は「勉学をのんびり楽しんでいる」とのこと。喜ぶべきか、あるいは、そうでないのか。現在、日本企業への就活中。

・第10回(2020.11.10)
ベトナム出身の起業家、ドゥツク・ドバ(Duc Doba)さん。タンホア市生まれ。ハノイ国家大学IT学部を卒業したあと、ソフトウェアエンジニアとして来日。楽天、LINE、ソフトバンクなど大手テクノロジー企業で12年間、IT開発サービス研究開発に従事。日本でのSB Cloud (Alibaba Cloud)サービスの立ち上げに貢献した。2017年に9月に日本の深刻なIT人材の需要と供給のギャップを埋める事業をめざすTokyo Techiesを起業しCEOに。従業員はベトナムと日本側で合わせて35人。在日ベトナム青年学生協会(VYSA)会長も務めた。
 ベトナムの学生時代に縁あって日本企業に就職、いくつかの企業で研鑽を続け、実績も上げた経緯を、現場で覚えたという達者な日本語で、笑顔とともに話してくれた。IT技術者養成事業を日本で立ち上げた動機には篤志家の俤も。

・第11 回(2020.11.30)
セネガルから留学のアストゥ・ンジャイさん。あしなが育英会の高校留学プログラムに合格し、2016年~2019年の3年間は仙台育英学園で過ごす。卒業後、「アフリカ遺児高等教育支援100年構想」の奨学生として東京国際大学に進学。現在2年生で、経営学・マーケティングを専攻している。
公用語のフランス語、民族語、英語、日本語を話し、スペイン語、朝鮮語も勉強したという。「英語でテストがあると、私が85点ぐらいでも日本人は100点取ったりするけど、話すのはちょっと苦手」。グローバル人生としては、明るく前向きに生きる彼女に対し、日本の若者はかなり後れを取っているようである。

Onlineシニア塾への招待

 依然として収束しそうもないコロナ禍だが、Onlineシニア塾は、その蟄居する日々の中で、ロートル3人組(松浦康彦・森治郎・矢野直明)が、時代に取り残されないようにと、しこしこ始めた「Zoom勉強会」が発端である。

 コンセプトは<オンライン(ミーティングツール、Zoom)を使ったシニアのためのグローバル・コミュニケーション塾>。塾生はもっぱらシニアで、①若者に学ぶ、②シニア同士語り合う、③若者に伝える、の3分野(ジャンル)を想定しているが、当面は「若者に学ぶグローバル人生」をテーマに、日本在住の留学生や海外に留学中の日本人(や日本語をしゃべる外国人)に話を聞いている。

 心理学者、ユングが言う「人生の午後」を有意義に過ごしたいと思っている人、伊能忠敬の「一身二生」を生きようと考えている人、さらに言えば、藤沢周平の描く三屋清左衛門のように「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ」を実感している人々、そういう人に参加していただければ、と考えている。

 一般に「シニア(年長者)」とは何歳ぐらいから言うのか、実はきわめてあいまいである。若者から見ると40歳は立派なシニアだろうし、俺はシニアじゃないという65歳もいるだろう。国連では60歳以上がシニアらしい。日本では高齢者(65歳以上)、後期高齢者(75歳以上)という区分もあるが、本塾ではだいたい50歳以上を対象にしようと思っている(50歳未満でも参加資格がないということはない)。

 スピーカーも塾参加者も当面はボランティア(無料)である。いまスピーカーおよび参加者のリストを整理しつつあるが、当面それぞれ50名ぐらいまで拡大したいと考えている。参加者だけでなく、スピーカー同士の交流も深められるようにしたい。また参加者はただで貴重な体験談を聞かせてもらうのだから、彼ら(彼女ら)の日本について聞きたい、あるいは教えてほしいという声には、昔取った杵柄で喜んでお役に立つ覚悟があることを参加心得の一つとしたい。

 いまや多くの情報発信がユーチューブやツイッター、インスタグラムなどのSNS経由で行われている。すっかり影を薄めたマスメディアに代わってこれらソーシャルメディアを使った良質の硬派記事が多くなっているが、趣味の園芸、クッキングなどさまざまな情報発信も花盛りで、教えたり、教えられたり、けっこう実のあるコミュニケーションが繰り広げられている。そこにOnlineシニア塾がどう一石を投じられるかは、今後の成り行き次第である。

 参加希望はもちろん、スピーカー候補の応募や推薦をお待ちしているが、いずれは講座数を増やし、<若者に学ぶ>以外にも<シニア同士語り合う>、<若者に伝える>分野にも広げたいと思っている。当面の講座開催候補は「Zoomことはじめ(Zoom入門)」、「私が自慢できる杵柄(仮称)」の2つである。

 ミーティング用ソフトはグーグル、マイクロソフト、フェイスブックなどが各種提供しているが、Onlineシニア塾ではZoom(ズーム)を採用している。送られてきた招待状のアドレスをクリックするだけでミーティングに参加できる使いやすいソフトである。まだZoomを使ったことがないけれど、参加したいという人には「私家版・Zoom自由自在―シニアも使える超簡単マニュアル」を配布する用意がある。内容は(PART1 招待メールが送られてきたら、PART2 自分がホストになるには、PART3 Zoom快適生活のすすめ)である。

 Onlineシニア塾はスタートしたばかりである。ご意見、ご感想などをお寄せいただけると幸甚です。またZoomミーティングは、だれでも簡単に主宰できるから、各自でいろんなOnlineシニア塾を立ちあげ、その内容、参加者などを本サイバー燈台<Onlineシニア塾info@cyber-literacy.com>までご連絡いただければ、その趣旨を勘案しつつ、随時紹介しながら、当サロンをよりグローバルに拡大していきたいと考えている。

 現在までの講座開催履歴などは<Onlineシニア塾報告>をご覧ください。なお本塾の規則や参加心得については別途定め、折々に本欄で公表する予定である。参加者をグローバルに広げるとともに、使用言語も英語をはじめ多様なものにできればすばらしいと思っている。

文責・矢野 2020.7.29