●学校での保護者へのネット教育が重要(2016年2月発表)

内閣府「青少年のインターネット利用環境実態調査」
調査期間:2015年11月7日~12月6日
有効回答数:3442件
詳細データ:http://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h27/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf

 内閣府では満10歳から満17歳までの青少年について、インターネットの利用環境を調査した。

 その結果、青少年の80%がインターネットを利用、そのうち利用機器は46%がスマホ、23%がゲーム機、20%がノートパソコン、18%がタブレットとなった。利用内容は、高校生ではコミュニケーションが90%、音楽試聴が82%、動画視聴が82%。中学生ではゲームが71%、動画視聴が71%、コミュニケーションが63%となった。
 この調査で面白いのは、保護者の意識調査だ。インターネットを安全・安心に使うための注意点の認知は、「出会い系や著作権等の違法情報の問題」については83%と高いが、「過度の利用の問題」59%、「電子商取引の問題」63%、「コミュニケーションの問題」71%などは低い傾向にある。安全対策では「フィルタリング」が41%程度いるが、「利用時間帯のルールを決めている」は22%ほどに過ぎない。「インターネットに関する啓発や学習の経験」は「学校配布の資料」が61%、「学校の保護者会などでの説明」が58%と、学校経由の情報入手が大半だ。これを見る限り、学校での保護者に対するネット教育が今後、重要と思われる。

 

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