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 たくさんの学生が参加してくれ、主催者として大変うれしく思います。1001教室には300人入るらしいですよ。聴衆が少ないとさびしいなと思っていたんですが、十分にぎやかなシンポジウムになりました(笑)。
 今日のテーマは「ネット社会と若者文化」です。向って左端から、荷宮和子さん、ペク・ソンスさん、若槻絵美さんに来ていただきました。
このシンポジウムは昨年夏の「挑戦するためのインターネット」を皮切りに、冬の「インターネット起業の楽しみ」、今年夏の「世界を変えるネットワーキング」と続けており、今回が4回目です。これらの記録はサイバーリテラシー研究所のホームページに掲載しています。昨年のシンポジウムを中心に岩波書店から『女性がひらくネット新時代』という本も出ています。
 それではパネルをつとめてくださる3人の簡単な紹介をさせていただきます。
 荷宮さんは、ご本人によれば、「団塊くびれ世代」に属する「女子ども評論家」だそうで、活発な評論活動を続けておられ、『声に出して読めないネット掲示板』という本の著者です。日本最大の匿名掲示板、2ちゃんねるの書き込みを読み解いた本で、シャープな分析と鋭い立証、巧妙な語り口に感心して、パネリストをお願いすることにしました。中公新書ラクレとして出ていますが、今日、新たに新刊、『なぜフェミニズムは没落したか』もお出しになりました。
   
 ペク・ソンスさんは韓国のご出身で、アジアの大衆文化について研究、いまは神田外語大学国際コミュニケーション学科で教えておられます。日本とはまた違う韓国のネット事情、およびそこでの若者たちの活動についてお話しいただく予定です。
 若槻さんは、新進の弁護士としてクリエイティブ・コモンズという著作権をめぐる新しい運動に関わっておられます。その運動について紹介していただきながら、先のお2人の発表について、ご意見をいただければと考えています。
 今日は「ネット社会と若者文化」というタイトルでくくったシンポジウムです。まさに渦中にいるあなた方自身のことが議論されるわけなので、「それは違うのではないか」といった異論や、「もっと聞いてみたい」、「韓国の若者の実情を知りたい」といった質問があれば、積極的にご発言いただきたいと思います。それでは楽しく2時間をすごしましょう。
 それでは、荷宮さんからお願いします。

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