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2008年03月09日

ウエブ・リニューアルとブログ再開

 春です。
 長い間、冬眠状態にあったウエブ(ホームページ)をこのほどリニューアル、あわせて1年半余も休んでいたブログも再開することにしました。

 この間の経過を少し説明しておきます。

 <1>サイバー大学

 2007年4月からサイバー大学でバーチャルな教壇に立っています。いまのところ講義「サイバーリテラシー概論」と演習「情報社会の生き方と情報倫理」の2科目を担当していますが、3年次からは講義「通信と放送融合時代のジャーナリズム」、演習「情報編集の技術」、講義「情報文化論」、演習「IT社会と子どもたち」も開講します。「サイバーリテラシー」をバックボーンに、IT社会が抱えるさまざまな問題を考えていきます。

 サイバー大学の現状は雑誌『広報』の連載でも紹介していますが、学生に社会人が多く、学習意欲は旺盛です。私の講義にも熱心に耳を傾けてくれます。サイバーリテラシーという考え方が、徐々に世間に浸透していくさまを実感できるのは嬉しいことです。これからは、このブログを読んでくれる学生も増えるだろうと、勝手に期待しています(コメントなど歓迎します)。

<2>『サイバーリテラシー概論』

 2007年暮れに『サイバーリテラシー概論』を刊行しました。8年余の成果で、サイバー大学の授業の教科書でもあります。IT社会のあり方に関心をお持ちの多くの方に読んでいただき、感想などをいただけるとたいへん嬉しいです。

<3>『倫理と法―情報社会のリテラシー』

 情報セキュリティ大学院大学で、林紘一郎副学長(教授)のお手伝いをしている「セキュアな法制と情報倫理」が、「情報セキュリティ・スペシャリスト」養成のコア科目として文科省の大型助成を受けることになりました。その教科書、矢野直明・林紘一郎『倫理と法―情報社会のリテラシー』(産業図書)も4月上旬に発売されます。

 情報をめぐる具体的な問題をケース・メソッドの手法で解説したもので、これを通じてIT社会の生き方に対する社会的合意を築き上げられればと思っています。こちらも感想をお送りください。本にも書きましたが、いずれウエブ上に「倫理と法」をめぐる意見交換の場を作り上げたいと思っています。

投稿者: Naoaki Yano | 2008年03月09日 16:36

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コメント

矢野さんのホームページ、mixiでポチッとボタンを押したら、見られるようにしてくださると、器械音痴の私でも、ご活躍が拝見でき、ありがたいのですが。

私の活動範囲とまったく違った、分野でのお仕事ぶりを拝見するのは、もったいないようで光栄です。是非よろしくお願いします。

「テレビがパソコンになる」とか「家族で団欒のきっかけに」とか楽しそうですね。

投稿者: 安田倫子 | 2008年03月10日 09:18

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