さとしくん
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まいちゃん
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まいちゃんの
お母さん |
みきちゃん
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サイバー博士
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この連載の主人公
小学4年生 |
さとし君の
クラスメート |
まいちゃんの
お母さん |
さとし君のお姉さん
中学1年生 |
サイバーランドから
やってくる謎の博士 |
「電子メールのじょうずな
使い方を教えてください」 |
ケータイの電子メールについては、みんなも知ってますね。メールは、じょうずに使えばとっても便利。まいちゃんの家ではこんな使い方をしています。でも、そのマナーもわすれないでくださいね。 |
メールの受け取り拒否もできる |
お母さんと
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まいちゃんは毎日いそがしい。 「月、水、金は学習塾でしょう。火曜はピアノ教室で、木曜は英語なの」 「へぇー、毎日たいへんだね」と、さとし君。 「これから学習塾だから、遊べないわ。じゃあね」 まいちゃんはあわてて自転車に乗りました。少しこぎ出すと、ケータイから短い着メロが聞こえてきます。 「あっ、お母さんからだわ」 ヨロヨロと自転車に乗ったまま、ケータイのメールを見るまいちゃん。そこにはお母さんから「そろそろ塾に行く時間ですよ」とれんらくが入っていました。 「自転車に乗ってケータイするのはあぶないよ!!」 さとし君の声もまいちゃんには聞こえないようです。 塾がおわって、まいちゃんがケータイを見ると、またお母さんからメールがとどいていました。 「塾がおわったら、いっしょにお買いものに行きましょう。駅前でまっていてね」 まいちゃんはうれしそうに「OK」と返事を書きました。ふたりは毎日、メール交換をしています。 |
メールがあれば
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「お母さん、今晩は、カレーにしてね。たまにはシュークリームも買おうよ」 「はいはい、わかったわよ」 駅前で待っていたお母さんはまいちゃんにの注文にこたえます。すると、ぐうぜん、さとし君が駅にやってきました。 「あれぇ、まいちゃんは塾じゃなかったの」 「メールで連絡してお母さんとまち合わせしたの」 「ぼくなんかいつもお母さんに『おまえはなかなかつかまらない』ってもんくいわれてる」 「メールがあると便利よ。お母さんといつでも連絡できるもの。さとし君もやってみたら」 |
メールは相手のジャマをしないのが便利
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さとし君もメールを使いたくなったかな? | |
「でもさ、連絡するならメールじゃなくて、電話すればいいじゃない」 | |
メールのいいところは、いつでも相手に送っておけるということじゃよ。 | |
「???」 | |
つまり、電話は相手が出てくれなければ話すことができないが、メールは送っておくだけで、相手がすきなときに見ることができるわけじゃよ。 | |
「そうか、それなら宿題で忙しいときもジャマされないね。でもさ、メールは悪い人からも送られてくるからあぶないって、博士はいってたじゃない」 | |
もちろん悪いことに使う人もいるが、ほしくないメールをとどかないようにすることもできるんじゃよ(コラムにせつめい)。連絡をしたい人とだけ、メールのやりとりをするようにもできるんじゃ。 | |
「それじゃ、お母さんや友だち以外のメールがとどかないようにもできるんだね」 | |
そうじゃ。まいちゃんみたいにお母さんが働いている家では、メールがとても便利なんじゃ。地球の上を飛んでいる人工衛星を使って場所を教えてくれる特別なケータイを使えば、メールで自分のいる場所を相手に伝えることもできる。もし、どこかで迷子になっても安心じゃろ。 | |
「そんなこともできるんだ」 | |
しかも、同じお知らせメールを何人もの友だちに同時に送ることができるから、クラブ活動みたいにグループで連絡し合うときには便利じゃよ。 | |
「でも、みきねぇみたいにいつもメールをやっているのも変だよね」 | |
そうじゃな。やっぱりメールを使うにもマナーがある。一日何十回もメールを送るのもいけないし、自転車に乗ったままメールを見るのも危険じゃな。それに多くの人がいる場所で、なんどもなんどもメールが届く音がしたら、まわりの人には迷惑じゃろ。いくらメールが便利でも、使い方には気をつけないといけないよ。 |
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(Y)
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新聞掲載:2003年6月25日
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