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2006年06月04日

<57>ネットには人を動かす大きな力がある(05/5/15)

 4月に中国で日本に抗議するデモがあったのをニュースで見た人も多いだろう。9日には北京市で1万人、11日には広州市で2万人、16日には上海で2万人など、複数の都市で多くの人がデモに参加した。

 中国で日本に反感を持つ人が多い理由は、歴史的な出来事とつながる大事なことなので、みんなも関心を持ってほしいけれど、今回はデモとインターネットの関係についてふれてみよう。

 日本と同じようにインターネットが普及してきた中国では、若い世代を中心にネットの掲示板への書き込みやサイトから情報を得る人が増えている。デモの呼びかけもサイトを通して行われ、その情報が掲示板やパソコンおよびケータイのメールでアッという間に広がっていった。

 お互いに顔も知らない何万もの人を動かす――インターネットにはそんな力があるんだね。
 だけど、デモでは一部の人が建物を壊したり、人に怪我をさせたりしてしまい、日中友好を願う人たちにはつらい結果となった。

 中国政府はその後ネットでの呼びかけをやめるようサイトのアクセスを規制したり、呼びかけた人を拘束している。

 インターネットは、自主的・民主的に世界をつなごうという若者の理想から出発したという話を覚えているかな? サイトが規制されることも偏った情報を流して人をあおることもいろいろな問題を含んでおり、慎重に議論し考えていかなければならない。

 日本では、一昨年の夏に、放火で焼失した広島平和記念公園の14万羽の折り鶴を作り直そうという掲示板の呼びかけに、全国から多くの人が応え、80万羽の折り鶴が集まり、広島に届けられるという出来事もあった。人を動かす力がいい結果をもたらした例だろう。

 ウエブで情報を流したり受けとったりした時には、その後の行動にも一人ひとりが責任を持たなければならない。インターネットは、人とつながり、すばらしい力を生み出すために使いたいね。(MH)

投稿者 Naoaki Yano : 2006年06月04日 13:17

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