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2006年06月03日

<55>アイデア一つで10代で社長になれる時代(05/5/1)

 先日、17歳(高校2年生)のときにヤッパという会社を作った伊藤正裕さんという若き社長に会った。まだ21歳なのに50人もの従業員を使って、年間7億円を売り上げている。

 この会社はホームページ上に立体(3D)画像を描き出す「ウエブ3D」という独自の技術力を持っていて、
自動車やお風呂、キッチン、携帯電話などの宣伝・販売サイトで盛んに使われている。

 多くの大手自動車メーカーはウエブ3Dをサイトに採用しているが、車のグレードや車体の色、様々なオプションパーツなどを選ぶと、瞬間的に立体画像が変わり、価格も表示される。画像は360度、どこからでもクルクルと回転させながら見ることができる。

 他にも立体画像のソフトはあるが、ウエブ3Dが人気なのは圧倒的に安い上に、画質も使い勝手も優れているからだ。

 伊藤さんは普通の小学生、中学生として、成績も決してよくなかったという。中学3年のときに1年間だけアメリカに留学したが、帰国後は大阪のインターナショナルスクールに入った。両親が英語を学んでほしいと考えたからだ。

 会社を作るなんてまったく考えていなかった伊藤さんの人生が突然変わったのは、ケータイの新しいビジネスアイデアを思いついたからだ。それは占いを利用してユーザーの情報を集めるものだった。

 アイデアを周囲の友だちや大人に話すとみんなおもしろがった。資金を出すから会社を作ったらという人もいて、伊藤さんはその気になり、高校2年のときに学校へ通いながら社長になった。

 結局、ケータイのアイデアはものにならなかったが、その後、インターネットでウエブ3Dの元になる技術を見つけて、権利を買い取り、現在のような成功を収めた。

 毎日、飛び込み営業をしたり、100回以上も顧客の元に通ったり、その地道な努力は簡単には真似できないが、会社を作るきっかけとなったのはITで、10代で社長となるのも決して夢ではない。(KY)

投稿者 Naoaki Yano : 2006年06月03日 12:00

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