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2006年06月02日

<50>情報を見分ける力がこれまで以上に必要(05/3/27)

 ブログも電子掲示板も同じように意見交換ができるが、掲示板は複数の人たちが同列に話し合うのに対して、ブログはあくまでも運営者(ブロガー)が主体だ。

 運営者が示す話題や情報に対して、それを見た人たちがトラックバックで意見を寄せる。だが面白いことに、トラックバック先のサイトに飛べば、そのブログの運営者が主役になる。つまり、自分の土俵では自分が主人公なのである。

 こうした機能はニュースメディアとして大きなメリットを持つ。例えば戦争報道などである人が「こんな事件が起きた」と書いたとき、その同じ事件を見ていた人が「その真相は実はこうだ」とトラックバックする。さらにその記事に対して、別の事実を知っている人が情報を寄せる。やり取りが瞬時におこなわれると、記者が目撃者を一人一人取材して記事を書くよりも、はるかに短時間で膨大な情報が集まる。

 実際にイラク戦争やアメリカの大統領選挙などを巡ってブログが大手メディアを出し抜くケースもあった。ブログによって誤報が発覚し、大手テレビ局の幹部が辞任、大物キャスターが降板する事態も起きた。アメリカではブログはメディアとして認められつつある。

 アメリカの非営利団体の調査では、昨年11月時点で成人インターネットユーザの27%がブログを見ていることが分かった。

 日本では「アンカーリサーチ with goo」の調査によると、今年2月時点で10代~50代のインターネットユーザ-のうち、なんと60%近くが過去1ヶ月以内にブログを見たと回答した。ブログを作った経験がある人は19%で、作ってみたい人は32%だった。

 ただし、ブログは誰もが簡単に作ることができるため不正確な情報もあるし、人をだますことを目的とした情報もあるだろう。トラックバックでうその情報が瞬く間に拡大してしまう問題もある。

 ブログの普及によって情報の発信力だけでなく、情報を見分けて判断する受信力もますます必要になったといえるだろう。(KY)

投稿者 Naoaki Yano : 2006年06月02日 14:07

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