<43>個人情報を流出させる「スパイウエア」(05/2/6)
知らない間に自分のパソコンの中に入り込んで、自分に関する情報を外部に送信しているソフトがあるとしたら、どう思う?
実はそんなスパイのようなソフトが、もうみんなのパソコンの中にも入っているかもしれないほど広がっている。その名も「スパイウエア」という。
スパイウエアは多くの場合、音楽再生やゲームなどさまざまな名目の無料ソフトと一緒に入ってくる。そして、どんなウエブサイトを見ているかなど、ユーザのインターネット利用に関する情報を集め、開発者や広告会社などに送信する。
基本的には営業目的の活動なので、ウイルスのような破壊活動はしない。開発者も必ずしも悪だくみをしているわけではない。「無料でソフトを提供する代わりにユーザの情報をください」という考え方で、使用許諾契約書にユーザ情報の収集と利用について記しているものもある。ところが、その契約書をよく読まずにインストールしてしまうユーザが少なくない。
一方、契約書も曖昧な書き方や、説明がないものもある。中には、何の了解もなくIDやパスワードなどの機密情報まで収集する悪質かつ危険なものもある。
いずれにしても、ユーザとしては、インターネット利用上のプライバシーをのぞかれるし、個人情報が悪用されないという保証もないので、できればパソコンに入れたくない。
予防策としてはまず、ほしい無料ソフトに出会ってもすぐにダウンロードせず、そのソフトについて他のサイトの情報を検索するなどしてよく調べてみる必要がある。使用許諾契約書もよく読んだほうがいい。
しかし、それでもスパイウエアとわからずに、インストールしてしまうこともあるだろう。すでにインストールされてしまったものを検出して駆除するには、スパイウエア対策の専用ソフトがある。「AD-AWARE」と「Sybot」が有名だ(ともに無料)。英語表記のサイトからダウンロードしなければならないけれど、心配ならば大人に手伝ってもらうなどしてチェックしてはどうだろうか。(MN)
投稿者 Naoaki Yano : 2006年05月30日 14:28