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2006年05月30日

<41>「ユビキタス」の実験進む岐阜・岩村町(05/1/23)

 「ユビキタス」という言葉を聞いたことがあるかな?ラテン語で「どこにでもある」という意味で、ユビキタス・コンピューティングはいたるところにコンピュータを埋め込んで人間の生活を支援するシステムだ。

 そんなユビキタスを町ぐるみで行っているところがある。岐阜県恵那市岩村町(旧恵那郡岩村町)だ。岩村町では2003年、役場をはじめとする公共施設を光ケーブルで結び、町内54か所の基地局を無線LANで結ぶ情報網を完成した。これで、町内のどこからでもインターネットに接続することが可能になった。自治体としては全国初の試みだ。

 このネットワークを使って、農作業中でも血圧を測って病院にデータ送信したり、通学路に取り付けたセンサーで小学生の安全を見守るシステムが開発されたりしている。ほかにも東京の商店街とインターネットで結んだバーチャルショップや町のイベントのインターネット中継などさまざまな試みが行われている。

技術的には、遠くから携帯電話で農作業の操作をしたり、家のお風呂を沸かしたりすることも可能だという。

 実は、岩村町でユビキタスが進んだのには理由がある。都会では民間の会社がどんどん情報網を整備するが、人口の少ない地域にはなかなか入ってこない。だから、住んでいる人のために町や村が税金で事業を進めたわけだ。

 岩村町は、岐阜県と企業が一緒につくった情報関連会社に協力を依頼して独自の無線装置を開発し、ネットワーク化に成功した。ユビキタスを担当する町の美園了三振興課長は「ユビキタスを使ってできることのアイディアは無限。企業や研究機関にいろいろなことを試してもらい、住んでいる人の役に立つことに活かしていきたい」と語る。

 あと何年かすれば、日本はすっかりユビキタス化されているかもしれない。今度はその情報網を使ってどんなことができるかというコンテンツ(内容)が勝負だ。それを考えていくのは未来のおとなであるみんな。人の幸せに役立つものを創り出していくなんて、なんだかワクワクするね。(MH)

投稿者 Naoaki Yano : 2006年05月30日 13:51

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