<38>ついに登場した「ケータイ版ウイルス」(04/12/26)
いまやパソコンの利用にはウイルス対策ソフトが欠かせないけれど、ケータイではどうなのだろう。実は以前からケータイにもウイルスが登場するといわれてきた。それが今年、ついに現実になってしまった。
世界初のケータイ版ウイルスは今年6月、ロシアの企業で発見された。これはケータイ版ウイルスが開発可能なことを世に示すために作られたもので、危険性のないソフトだったようだが、その後、海賊版ゲームソフトに隠れて勝手に料金のかかる番号にアクセスするものなどが登場している。
11月末現在、日本では感染被害は報告されていない。携帯電話各社は感染しないように制限をかけているし、NTTドコモはウイルス対策機能付きケータイも登場させた。
ケータイでは、ウイルスがはびこることを許してしまったパソコンの世界の失敗を繰り返さないための注意が払われていて、いますぐ悪質なウイルスが猛威を振るう危険性は低いと見られている。でも、今後については油断してはいけない。
ケータイの進化は多機能・高機能・グローバル化、つまり「もっといろんなことが簡単にできて、世界中どこに行っても使える」という方向を目指している。
そのために業界は、より自由にケータイのプログラム開発ができる仕組みを世界共通で使おうという方向に動いている。これは半面で世界中に広がるウイルスを作りやすくすることも意味する。
多機能・高機能化の中には、たとえば日常生活中のケータイをおさいふ代わりに使いたいというニーズもある。アドレス帳などの個人情報に加えて、おカネまでウイルスに破壊されたり盗まれたりしたら大変だよね。
もちろん携帯電話会社はそうならないように万全を尽くすと思うけど、そこはウイルス開発者との知恵比べ。絶対の安全はないと思った方がいい。
とりあえず、怪しげなメールは開かない、怪しげなサイトにはアクセスしないなど、パソコンと同様の注意は、今から身につけておいた方がいい。(MN)
投稿者 Naoaki Yano : 2006年05月30日 13:34