<36>ちょっとした遊び心が大事を招く(04/12/12)
中学2年生の男子生徒(14歳)が通貨偽造容疑、つまりニセ札を作った疑いで逮捕されたと、警視庁が12月1日に発表した。少年はインターネットや本などでニセ札づくりのやり方を学び、パソコンとプリンターを使って約100枚の千円札を偽造した。
1ヶ月ほどかけて本物そっくりなニセ札を完成させて、自動販売機で使いおつりをだまし取っていた。そのほか、校内で5人の友だちに80枚を配っていた。
作業を手伝った友人3人も補導され、もらったニセ札を使用したといわれる同級生5人も児童相談所に通告された。この少年はニセ札づくりに仲間を引きずり込んだり、ニセ札を校内で配ったりしており、あまり罪の意識がなかったようだ。
しかし通貨偽造は重大な罪で、大人ならば懲役3年または無期懲役だ。ニセ札を使う目的でもらったり、人に渡したりすることも罪になる。
今年5月にも福井県で子供がニセの一万円札を使ってゲームソフトを買ったり、7月には沖縄県で小学生と思われる男の子が同じくニセの一万円札でゲームソフトを買っている。いずれもカラーコピーやカラースキャナーを使った偽造だった。
パソコンやプリンタ、コピーなどが高性能になり、しかもインターネット上にはいろいろなマニュアルや手引き書があるため、それらを参考にすれば小学生でも中学生でもいろいろなことができるようになった。
しかし、できるから何でもやっていいわけではない。
昨年12月には神奈川県の中学生が、インターネット上で得た知識で爆弾を作ろうと、爆薬の原料を調合している最中に爆発させて、友人の目に重症を負わせた事件もあった。
インターネット上には、おカネや物をだまし取ったり、人を詐欺に引っかけたりする方法や、ときには自殺をするための怪しげなマニュアルがたくさんある。ケータイのサイトにはこうした情報を有料で売っている悪質な人たちもいるが、その中身はいずれも人をバカにしたようなくだらないものだ。
ちょっとした遊び心が友だちや親の心も身体も傷つけることがあることを知っておいてほしい。(KY)
投稿者 Naoaki Yano : 2005年12月14日 12:26