<27>ネットを使いこなす史上はじめての世代に(04/10/10)
読者(Aさん)から9月12日号の本コラム『誰が見ているかわからないHP』についてのご意見をいただいた。記事では「大人から見ると掲示板の荒らし行為(悪口などを掲示板に書き込むこと)は一種のタブーだ」と書いたけど、Aさんは「大人も荒らしという行為をやっている」と指摘してくれた。
その通りだと思う。たしかに大人も荒らしをやっている。でも、ここで言いたかったことは年齢の問題ではなく、「現実世界とサイバースペースの両方でルールを守っている人(それが本当の大人)にとってはタブーだ」ということだ。お詫びして訂正したい。
インターネットは年齢や住む場所に関係なく、だれでも参加できる特別な場所(サイバースペース)を作り出した。そして、僕らがこの場所へ日常的に出入りするようになってからまだ10年もたたない。みんなの中には小学校時代からインターネットを使っていた人も多いと思うけれど、こんな特別な道具を小学生自身が使っているのは人類の歴史上はじめてのことだ。
だから、インターネット上でどんな問題が起きるのか、それを防ぐにはどのようなルールや使い方が必要なのか、みんながいま考えないといけないと思う。大人だけではなく、子どもたちもいっしょに、だ。
中には「一定の年齢になるまでインターネットを使わせない方がいい」と厳しい規制を求める人たちもいる。でも僕らは、どうしたらいいのかを自分で考えてネットを楽しみ、うまく使いこなす力(サイバーリテラシー)が大切だと思う。
Aさんは、そのことがちゃんとわかっているのだろう。「トラブルが起きるからといって、自分がいまネットで楽しんでることをやめることはできないと思います」、「ネットを楽しむにあたって、規則を違反することが決してないようにしたいです」と書いてくれた。
僕らはこの連載を通して、みんなと一緒に話し合いたいと思っている。ぜひ、連載への意見や、みんながインターネットをどう使っているかなどメールをもらえればうれしい。(SM)
投稿者 Naoaki Yano : 2005年10月31日 13:51