<24>便利だけど危険と隣りあわせの「おさいふケータイ」(04/9/19)
学校に通うときJR東日本の「スイカ」を使っている人はいるかな?スイカはIC(集積回路)が埋め込まれたカードで、改札を通過するとき、読みとり装置とカードの間で瞬間的に情報を確認してゲートがひらく仕掛けだ。
今年7月、このスイカに使われているICカードを組み込んだおさいふケータイ「iモード・フィリカ」(NTTドコモ)というケータイ電子マネーのサービスが始まった。
電子マネーというのは、電子化された情報をおカネとして使う考え方だ。本当のおカネのように、使ったら減るし、勝手に増やすこともできない。
おさいふケータイはとっても便利で、コンビニやドラッグストアで買い物もできるし、駅では定期券や乗車券代わりにもなり、チケットやポイントカードにも使えちゃう。ケータイをお店や駅の読みとり装置にかざすだけで、ピッと買えるからコインを持たないでもすむ。
でも、必ず便利の裏側には危険がひそんでいる。ケータイ一つで電話にもおカネにも定期にもなる代わり、もし落としたり盗まれたりしたら、そのまま使われてしまうからだ。電話機だけならわざわざ盗もうと思わない犯罪者も、おカネが入っているとなれば、目の色が変わるかもしれない。
最近では、あるお店に置かれたおさいふケータイ用読みとり機械の不具合で、支払いが二重になった事故が起きた。つまり同じ金額が二回引き落とされたわけだ。本当のおカネなら、普通こんなことはありえないが、電子データなら、ちょっとした機械のミスで起こってしまう。
また、ケータイで買い物をすると、その記録がすべてお店に残ってしまう。誰がいつ、何時、どこで、何を買ったかがすべてわかるわけだ。
もし、君たちがこれからずっとおさいふケータイを使うとしたら、中学生から大人になるまでの買い物の記録がずっと残ることになる。これは商品を売りたい会社にとっては貴重なデータだが、その情報がいつ外にもれるかわからない。そんな危険があるということも知っておこう。(KY)
投稿者 Naoaki Yano : 2005年10月29日 20:51