<2>歴史の転換期を生きる君たち(04/4/11)
インターネットって何だろうか。君たちがケータイやパソコンで電子メールを送り合ったり、外国にいる友だちにもメールしたりできるのは、世界中のケータイやパソコンが、一つのネットワークで結ばれているからなんだ。
この世界的(グローバル)なネットワークをインターネットと呼んでいる(この上に広がる情報空間がサイバースペースだ)。
インターネットはもともとパソコン同士を結びつけるネットワークとして1960年代後半から利用され始めた。それが急速に世界中に広がって、1995年ごろから一般の人もインターネットを使えるようになった。
オンライン・ショッピングなどの商用利用も、そのころはじまった。だから1995年は「インターネット元年」と呼ばれている。君たちがまだ小学校に入っていないころだが、そのころに世の中がすっかり変わるような出来事があったということは覚えておこう。
今から100年から150年ぐらい前まで、ふつうの人は生まれた町や村で育ち、そこで働き、歳をとっていった。世界は、自分の生まれた土地だけだったんだ。それが列車や、自動車、船、飛行機といった交通手段の発達で、自分の村を離れて都会に出て働いたり、海外にも出かけるようになった。
本、雑誌、新聞、あるいはラジオ、テレビなどのメディアのおかげで、自分の住む世界以外の情報もしだいに得られるようになってきたが、たくさんの人が海外旅行に行くようになったのは、じつはここ数十年の出来事だ。
交通手段や通信手段の発達で、世界はどんどん狭くなり、身近なものになってきたが、インターネットの登場は、現実世界の空間的、時間的な制約を完全に取り払ったという点で、じつに画期的だったわけだ。
自分の部屋にいながら、世界中の友だちとメール交換し、パリのルーブル美術館やニューヨークのヤンキースタジアムのホームページを、現地の人と同じ条件で見られるようにもなったわけなんだね。(NY)
投稿者 Naoaki Yano : 2005年09月09日 15:10