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2005年09月14日

<19>ケータイをよく利用する人と非行の相関関係は?(04/8/15)

 万引きなどで逮捕・補導された「非行中高生」がケータイで電話をかけたり、メールしたりする回数はそれ以外の中高生よりとても多いという警察庁の調査が6月に発表された。

 非行少年の1日の電話回数が約8回(一般少年3回)、メールが約43回(一般少年31回)。また非行中学生男子のケータイを持っている率は52%で、一般中学生男子は20%という結果だ。

 ただし、この調査で比較している一般少年は宮城、千葉、石川、大阪、岡山、大分の6府県で、東京や神奈川などケータイを持っている中高生が多い都市がはずれている。これでは一般少年の平均値は低くなるのではないだろうか。

 でも、この調査で気になったのは電話やメールの回数よりも、ケータイを持っている中高生は非行に関係なく、マナーがよくないということだ。

 「電車やバスのなかで友だち数人と大きな声で話をするか」という質問に対して「よくする」と答えた人の割合は、ケータイを持っている中学生で約24%、持っていない中学生で7%だった。

 この質問で最も多く「よくする」と答えたのはケータイを持っている非行中学生女子で約40%、一方、持っていない非行中学生女子は約17%だった。

 サル学者の正高信男さんは『ケータイを持ったサル』(中公新書)という本の中で、「ひきこもっている若者」と、「ルーズソックスをはいたり、くつのかかとを踏みつぶしたり、地べたに平気ですわったりする若者」は本質的に同じだと述べている。

 つまり、どちらも「家のなか主義」で、外にいても家のなかのようにくつろげる。ときには周囲に迷惑をかけていることにも気づかないのは、仲間だけが「人」であって、それ以外の人は「人」ではないと思っているからだという。

 実はサルも一生を家(家族)のなかで暮らし、自立できないマザコンのようなものだと正高さんは書いている。家の外に出て社会のマナーを守るということはサルから「人」になるということなんだね。(KY)

投稿者 Naoaki Yano : 2005年09月14日 15:00

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