<14>電子ブックと紙の本の違い、その長所と短所(04/7/4)
今年の前半は松下電器とソニーという二大家電メーカーから電子ブックの端末が立て続けに発売された。
電子ブックとは本やマンガをコンピュータや専用の端末を使って読むしくみだ。デジタルのデータだから、本ぐらいの大きさに何十冊も入れて持ち歩くことができるし、インターネットなどの回線を使って、本やマンガのデータを買うこともできる。
みんなはほしい本やマンガがあると、本屋さんへ行って買い、読み終われば本棚にしまうだろう。そうすると、どんどん棚の本は増えていく。それがうれしいという人もいるだろうし、場所をとるから古本屋などに売ってしまうという人もいるだろう。
本屋さんも古い本や売れない本をずっと置いておけないから、ある程度時間がたつと出版社に返してしまう。出版社もずっと本をとっておくわけにいかないので、いつかは切り刻んで捨ててしまう。そうすると「絶版」といって、その本が読めなくなる。
でも、デジタルデータなら場所をとらないので絶版になることはないし、読みたいときにはすぐネットを通じて取り寄せることができる。だから、出版の流れを変えるかもしれないと期待されているんだね。
しかし、まだまだ電子ブックにも欠点がある。文字が読みにくかったり、すぐにページがめくれなかったりするからだ。実は「紙の本」というのはたいへんよくできていて、持ち歩きやすく、読みやすく、パラパラとめくったり、書き込みや印をつけたりすることができる。電子ブックにはこれがなかなかできない。最近ではようやく軽くなって、少しは読みやすくなったけどね。
みんなが大学生や社会人になるころには、教科書や本の多くが電子ブックになっているかもしれない。将来は学校へも電子ブック端末を1台持っていけばすむようになるかもしれない。でも、紙の本もそう簡単にはなくならないだろう。IT(情報技術)が進歩して、古いものがダメになるのではなくて、新しいものと古いものをうまくいっしょに使うようになるんだね。(KY)
投稿者 Naoaki Yano : 2005年09月12日 10:37